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フォレストリビング@勝どき駅前です。
東京都は今月6月末が固定資産税の第1期支払い期限ですね。
皆さまは、評価額(税額)を毎年しっかり確認されていらっしゃいますか?
疑問があれば、納付前に照会を行うことがとても重要です。
今回は、当社で管理をさせていただいているビルオーナーが、
税額を修正(減額)してもらった実例をご紹介いたします。
毎年春の縦覧期間には、必ず名寄帳を請求して金額の確認をされていますが、
今年は、昨年度に比べて1割近くも予定税額が増えていたため、
本年度が3年に1度ある評価見直し年度に該当しないことも確認したうえで、
納付書到着後に役所に照会をしてみました。
最初に、コロナ禍への対応として、昨年度評価の見直しを据え置きしたものを
一年遅れで実施している場合もあるとの一般説明があった後に、当該地区の
評価算定担当官に引き継がれて、詳細説明を受けることになりました。
①対象となる土地の面積が増えています。
⇒この点は、昨年オーナーは測量を実施して、地積更正(登記簿の面積を
実測面積と合致させる手続き)も行っていたため、承知の範囲でしたが、
それであれば、㎡あたりの評価額(単価)は同一なはずなのに、こちらも
1割近く高くなっていたので、更にその点を追求しました。
②面積の増加に伴い、土地の間口と奥行を調べた結果、奥行補正率(道路からの
奥行の長短により、評価を調整する割合)も見直しをしています。
⇒評価方法の説明としては理解しますが、実際には土地の形状や区画は
何も変更されていないので、納得ができる回答には思えません。
加えて当該地は五角形を変形したような土地で、3方が接道しているため、
間口と奥行の関係は、整形な土地の場合とは、だいぶ異なります。
今回、地積更正した元々の経緯は、役所側からの要請により公道と所有地の
境界確定が実施されたことから、オーナーとしてはこれを好機と捉えて、
隣接地との境界確定および確定測量も行い、更正登記を実施したものです。
その旨を伝えて、斟酌を要望したところ、担当官も理解を示して評価算定の
見直しを受け入れ、最終的には評価の単価は従来(前年度)どおりとして、
更正による面積増加分のみ増額との裁定(修正)に至りました。めでたし!
ということで、毎年きちんと確認を行い、疑義があるときには、しっかりと
根拠を持って協議することが大切 というお話しでした。